Adobeから180%の値上げ要求された・・・アリなの?笑

米ソフト大手のアドビシステムズが15日発表した2017年12月~18年2月期決算は、売上高が前年同期比24%増の20億7800万ドル(約2200億円)、純利益は46%増の5億8300万ドルだった。主力のクラウドサービスの需要が堅調で、売上高は四半期ベースで過去最高を更新した。
米アドビ、24%増収 12~2月

とAdobeの業績が好調のようです。MBAのケーススタディーでもでてくるようで、PhotoshopやIllustratorを単発で売り切っていたものを、CreativeCloudという形でサブスクリプションモデルへの大胆な転換をはかったのが功を奏しているようですね。クラウドサービスのこうしたものは、toCの比重も高いと思いますが、AdobeはtoB事業もやってます。それがAdobeAnalyticsやAdovertisingCloud等を包括したAdobe Experience Cloudです。

今日は、このAdobe Experience Cloudへの主に「愚痴」を言います。

値上げの日は突然に・・・

2017年後半にこんな会話が繰り広げられました。

代理店「どうやら、AdobeAnalyticsの値上げがあるようです」
私「ああ、そうですか。5万?10万?」
代理店「50万です」
私「…(即死)。」

たまげました。全体の数値は隠しときますが180%の値上げ。1万円~2万円の値上げを主戦場にしている私からすると考えられない上げ幅。当時の日本では追い風最速記録だったんではないでしょうか。勿論、機能追加やカスタマイズ等は説明されましたけど「いや、そんなの望んでないよw」

SaaSの最新トレンドは「値上げ」なのか

Cloudにお客様データを保管して、分析や接客に関わるプロダクトを提供して、毎月課金していくビジネスモデルをSaaSといいます。どうやら、このSaaS業界では「値上げ」がトレンドのようです。接客ツールのプ〇イド社とか。プロダクトがしっかりと市場に受け入れられているという感覚を掴んだところで、値上げによるARR/MRRの向上を狙うということなんでしょう。

すごい!なかなか思いつかない戦略!

SaaSは身代金ビジネス

とはいえ、SaaS事業者もビジネスでやってますから。値上げ自体には反対してるわけではないですよ。値上げがないと、いつまでたってもそこで働く人の給料も増えません。デフレビジネスで苦しんできたのは、どこよりも日本ですしね。ただ、SaaS事業で問題があると思うのは①値上げが急すぎてヤバイということと②止めるにもデータ移管できないってことがあるんですね。これまで数年間に渡って、サービス料を払うことで企業のデータはクラウド上に保管されてます。勿論、そこにあるデータはSaaSに最適化されているので、「はい、じゃあ明日から他のサービス使います」ってだきないんですよね。スイッチングコスト高すぎる問題。こういう経験を経て、私はSaaSは身代金ビジネスだなと考えてます。

Adobeのビジネスモデルに感嘆・・・

toC向けのCreative Cloudは普通に今も使っているし、実際便利。ただ、Adobe Experience Cloudは、企業相手にちょっと足元見すぎじゃないかな。今年で契約切ってしまったし、実際にトラッキングのイベント設計とか外注したのでかなり追加経費が掛かった。(それでもAdobe使い続けるより安い)toB事業で行くと、月次で簡単に数百万円の話を変更していくというのは無理。変更までに期間もかかるし、取ってる予算にたいていバッファーがない。実際契約解除する数値を織り込んでも、元が取れるだろうという判断した経営陣とビジネスモデルには感嘆する。ただ、企業と一緒にマーケティングを通して成長していこうという考えがあるのであれば、180%はやりすぎだったと思います。今後は積極的にブーイングを送っていきたいね。

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