客が儲かれば、こちらも儲かるという話

SMSをうまく使ってるユーザーがいる。SMS Manageeを通して、様々なSMS施策を試して成果を上げてるのはすごく嬉しい。

SMS1通で400万円の売上が上がったというのを聞いたときは、これまでの自分の常識を疑うきっかけになった。ビジネス上の面白さや興味を別にして、やはり車や住宅などの高単価商品を扱うビジネスは改善の余地が大きい。高単価商品の場合は、顧客それぞれに向き合い、潜在顧客に大量にアプローチし、かつ有効顧客を選別する必要性が高い。

なぜかというと、お金にならないお客に時間をかけることは、営業マンのコストがかかり続けることはもちろん、お金を生み出すお客を蔑ろにすることだからだ。理論上では分かっていたものの、実例として見せてくれているユーザーには感謝している。

また、もう一つの学びとしては「客を儲けさせると、こちらも儲かる」ということ。これまでITツール・アプリを様々作ってきたものの、どこか「ビジネス効率化ツール」の域を出ないと感じていた。もちろん、ユーザー数も増えたり利用頻度も高まったりと良いこともある。「スクショ泥棒(※)使ってます」と、先日不意に言われたときは嬉しかった。しかしながら「お金を払わせてください!」とユーザーに言われるまでにならないのは、なぜか?
※スクショ泥棒はユーザー数が増え、最近はギガ単位で毎日ストレージが増えている

ツールを使って(こそ)儲かるシーンがユーザーにとってない(または想像できない)からだと思う。逆にいうと、そのツールを使うことで儲かるのなら、客は(儲かる範囲内で)お金を払う。

儲かると言えば、今現在、一番(お金に結びつきが)強い業界はセールスフォース(=営業・マーケ支援)だと思う。今や、その名前が1社独占で、社名にもなってるセールスフォース社が天文学的に儲かってるのは、その証拠と言えるだろう。
salesforce

「セールスフォースのシステムはひどい」
「API使いにくい」
「俺ならもっといいシステム作れる」

とエンジニア悲喜交交聞くものの、不思議とセールスフォース社は儲かっている。そんなにダメシステムなら潰れてそうだが、文句言いながらもユーザーもエンジニアも同社が作り出すプラットフォームから離れない。

なんのことはない、セールスフォースを使うことで、それ以上に儲かるからだ。今後も、セールスフォース社は色んなユーザーやエンジニアから文句を言われつつ儲けさせ、そして自身も儲かり続けるだろう。

話を戻してIndentで開発するSMS Manageeを利用して客を儲けさせることができれば、こちらもどうやら儲かりそうだということに気付いた。

「儲けさせる」

ということを第一に考えると、ツールの商品性も変わってくる。マーケティングでも、機能的な訴求というよりも、ユーザーとの情緒的な感情の共有を行なった上で、サービス全体を通して儲かってもらうという発想に変わってくるのが面白い。客を儲けさせれば、自分も儲かる。つまり、いいことがあるかもしれないし、ないかもしれない。

この記事に関連する記事