Kintone APIを利用してデータ連携させる料金(IP制限・BASIC認証でもOK)

Kintone向けのデータ連携アプリをエンジニアとして作ることが多いです。クライアント要件は、GoogleフォームとスプレッドシートとKintoneをしっかり連携させること、またGoogleフォーム上では表示されてない特殊な情報をKintoneに入れたいというようなことが多いです。

こうしたデータ連携はKintoneのAPIを利用する必要があるため、システムを企画する情報システム部、マーケティング部、経営企画部等では内製できないケースが多く、ご依頼をいただきます。料金はこの記事の下段に記載しているので、気になる方は飛んでみてください。

Kintone APIを利用すると何ができるのか?

では具体的にKintone APIを利用することで何ができるのでしょうか?Kintone公式の記事にはこのようなサンプルが載せられています。

  1. Google フォームと kintone を連携する
  2. LINE WORKS のトークを kintone に保存する
  3. kintone から Slack に通知を送る
  4. 異なるドメイン間の kintone アプリのデータを同期する
  5. kintone ポータルに Google Workspace 新着メール一覧とスケジュール情報を表示する

参照)kintone 連携カスタマイズでできること

主に

    ・データの同期(保存)
    ・ユーザーへ通知

の2つが用途のようです。

作る上での注意点は?

1. ユーザー認証
APIは、プログラムの問合せ元が正しいユーザーなのかを認証します。これをユーザー認証といいます。Kintone APIではAPI Key形式がとられており、一番簡易な認証方法だと個人的には感じます。※ 例えばこの記事見るとわかります。

ただし、上記に加えBASIC認証やIP制限などをKintoneはかけることが多く、企業でのKintone API利用の場合、こちらの方が問題になることがあるかもしれません。例えば上記の記事の例のようなGoogle Apps Scriptを使うと、IPの固定化ができないので、私が作った様な連携アプリだと、途中にリクエストをIP固定化するような中間APIを置いてます。

2. データ投入と運用フローの確立
データの投入はJSONをPOSTするだけです。こういうとものすごく簡単に聞こえますが、実際に慣れるとこの部分に時間を取られることはありません。しかしながら、[①連携元(Googleフォームとか)] → [②プログラム] → [③連携先(Kintoneとか)]で連携する場合、①③が非常に簡単にデータ構造を変更可能なのが問題になることがあります。項目名を変更したり、持つデータの型を変更することが、双方容易であり、変更が加えられた場合、プログラムは簡単に破綻します。

こうしたことを避けるためには、①③を使うユーザーが多部署・多人数に及ぶことを想定して、プログラムの周知徹底と運用フロー(変更等)を確立することが重要です。

Kintone APIを利用したデータ連携アプリの料金例

4万円/人日 × 15人日 = 60万円(税抜)

料金は分かりにくいのでワンプライスにしています。あまり色々なアプリを繋ぎ込むような工数がもっとかかるものは他の方にご依頼ください。また、低価格の理由ですが、これまでKintone APIを作ってきた経験・コード・要件定義のエクセル等を含めて工数圧縮ができるようになってきたことが大きいです。

【問い合わせ先】
下記ウェブサイトの問い合わせフォームからご連絡ください。どうぞよろしくお願いいたします。
Website:https://indent.site/
Radio:https://radio.indent.site

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