マーケターはプログラミングでキャリアアップすべし

「リスティングやコンテンツ制作をやっているけど、ここからどうやってキャリアアップすればいいんだろう。分析業務でエクセル作業が延々と続いて疲れる・・・。プログラミングを学べば分析が楽になって、社内エンジニア調整もうまくいくのは知っているけど、どうやったら習得できるんだろう。」

そんな疑問にお答えします。

本記事の内容
  • なぜマーケターがプログラミングを学ぶべきかが理解できる
  • 具体的に役立つ事例を知ることができる
  • 挫折しないプログラミングの学習方法がわかる

私は日々、クライアント企業の数十万行におよぶマーケティングデータから分析し、今後のアクションプランを立案したり、KPIを追ってプロモーション施策の改善を行ったりしています。その際に、プログラミングスキルが必要で、ほぼ毎日何かしらのプログラミングコードを書いています。

プログラミングで日常業務が圧倒的にラクになっているのは間違いありません。そのため、マーケターの方々にプログラミングについての役立つ情報をお伝えできるのではないかと思っています。

なぜマーケターはプログラミングを学ぶべきか

とはいえ、日々のレポーティングやWEBマーケターの方であれば、プロモーションの入札調整等の業務で忙しいはずです。プログラミング学習にかかる時間を捻出するには、明確なメリットがないと一歩踏み出しにくいでしょう。以下では、なぜマーケターが今プログラミングを学ぶべきなのかメリットを3つお伝えします。

1. エンジニアとの共通言語

エンジニアのイメージ画像
マーケティング業務にも欠かせない存在になりつつあるエンジニア。彼らとの関係性が今後のマーケターの命運も握ります。

どの会社でも今、エンジニアを抜きに業務は回らなくなりつつあります。

「ジョイン」「マージ」「カラム」「cron」「json」「API」等々、エンジニアの人たちは聞きなれない言葉を使います。エンジニアからすると、プログラミングを一度もやったことがない人に、こうした言葉を説明するのは骨が折れます。

ただ、一度でもプログラミングをして動かした経験があると、背後にある概念が理解できるようになります。概念を理解することによって、エンジニアとの会話は円滑になります。

プログラミングはエンジニアとマーケターを結ぶ共通言語なのです。

2. データ処理・集計速度が高まる

例えば、数十万件ある顧客データの中から「東京都在住」の「20~25歳」の「女性」を抽出してメールマガジンを送付したいと考えたとします。Pythonでデータにアクセスして、抽出するコードは以下だけです。

Pythonでのテータ抽出
エクセルだと時間のかかる業務でもプログラミングなら一瞬で完了。※上記データはダミーです

一見とっつきにくいですが、一度覚えてしまうとエクセルよりはるかに簡単に、処理をすることができます。

3. マーケティングxプログラミングの社内情報が一気に集まる

エンジニアとマーケターが話す図
「プログラミングが多少わかるマーケター」というポジションになると、様々な情報が集まってくるので有利です。
プログラミングができるとエンジニアとマーケティング部署から、自分に対する信頼感が増します。またコミュニケーションの中継地点になることも多くなり、思わぬ情報が自分に集まってきます。情報を取得する力は高まります。経営や売上に直接関わる情報も多く入ってくるようになるので、マーケティング企画の精度も高くなります。

こうした情報の中継地点になるケースが多かったのは過去「英語ができる人材」でした。ただ、最近では「プログラミングができる人間」も会社内で重宝されるようになっています。

キャリアアップにも大きく影響するケースが増えていくでしょう。

プログラミングが活きる具体的事例

まだまだプログラミングがマーケティング業務にいきるのか判断できない方も多いでしょう。更に具体的に2つの事例を挙げながら説明してみます。

1. 大量のエクセルデータを前処理

エクセルにマーケターが苦しめられる図
マーケターを苦しめる「多重エクセル問題」はいまだに続いている・・・。
「集計データ」というフォルダの中に、「20〇〇年〇月_集計データ」というようなファイルが格納されているとします。また10年分なので、計120ファイルが「集計データ」フォルダの中にはあるとします。

  1. ある数値を月ごとに取り出す
  2. 年度毎の数値平均を算出
  3. 各エクセルファイルの数値横に年度平均値を書き込む

といったタスクがあるとします。

もし、エクセルで上記の業務をやろうと考えると、一つのファイル毎に数値を転記して集計して、そのあとにまたファイル毎に書き込んでいかなければなりません。

それがプログラミングだと、プログラムの行数は30行、プログラミング時間は10分、実行時間は数十秒です。

2. GoogleTagManagerでスクリプト配信

例えば、WEBのマーケティングキャンペーンを実施しているとして

  1. 特定の流入経路のユーザーに向け
  2. 特定の期間のみ
  3. バナー表示してプレゼントキャンペーンに誘導する

というタスクがあるとします。

GoogleTagManager
タグマネージャーでマーケターが好きなデータを取得できるような環境になっています。
これを、エンジニアに頼むとマーケティングで利用している流入パラメータを伝え、期間設定をしてもらって(もしくは手動)、バナー表示後のhtmlを書いてもらわないければいけません。

これがマーケターがプログラミングができると、プログラムの行数は20行、プログラミング時間は15分程度です。

エンジニアの手を借りずに、手元で実装までもっていくことのメリットが感じられるのではないでしょうか。

挫折しないプログラミングの学習方法

プログラミングをどのように学んだのか?と聞かれることがあります。最初は独学で本から学んだという人がほとんどではないかと思います。私もそのパターンです。

マーケターは効率的にプログラミングを学ぶべき

とはいえ、これまでの学習を振り返ると非効率な部分がたくさんありました。プログラミングを学習するうえで、些細なことに引っかかり学習が止まり、嫌になることが多々ありました。

本職マーケターは通常業務があり、プログラミング教育に多くの時間を割くことは難しいでしょう。あくまで効率的に学習を進める必要があります。

動画学習を利用し最短で初心者を脱出する

Udemyで学習しよう
日常業務の傍プログラミングを学ぶのは大変です。少しでも効率的な動画学習がオススメです。
そこでオススメしたいのが、プログラミングのA~Zを一気にやってくれる動画学習です。Udemyという動画学習サイトをご存知でしょうか。マーケターが利用しやすいPythonやGoogleAppScript(Javascriptベース)に関するプログラミング授業も多々あります。

独学によるデメリットは、プログラミング学習が、業務の役に立つ実感を得る前に諦めてしまうことです。

一方で、動画学習は学習者が途中で諦めないように、ゴールを明示して授業進行してくれます。プログラミング初学者にはオススメです。プログラミング学習を進めていくと、知っててよかった、やっててよかったという場面が、業務の中で頻繁に現れます。かくいう私もプログラミングに日々助けられている一人です。まずは、Udemyのような動画を通してプログラミングの楽しさ便利さを知ってみてはいかがでしょうか。
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