プロフィールと企業観

私のビジネススタートは不動産金融から始まりました。色んな不動産プロジェクトが立ち上げ、投資家・金融機関との条件を調整し、成功した暁には数億円抜くというビジネスです。ただ、当時はリーマンショック直後。金融機関も融資に相当慎重になっていて、新規プロジェクトは一気にしぼんでいました。その時に、逆に活況だったのは倒産した会社の資産のバラ売りです。資産を安く買って、バラして高く売る。当時では儲かりました。

私もそうした仕事に従事している中で、メンバーレベルではあるものの会社の儲けに貢献したと思います。ハッタリの言葉と他人のお金で数億円が会社の口座とは言え、振り込まれる体験は斬新でした。ただ、倒産した会社には従業員もいます。そうした方々は、再雇用することなくほぼほぼ転職してもらいました。これは結構精神的にキツくて、最終的には働くことに意欲が見いだせなくなりました。いくら儲かってもビジネス倫理に反することは長く続かないということを感じました。

そのあと、実働がほぼ社長1人の専門商社に転職。WEBの力を使って、BtoB新規事業をほぼゼロから年商1.4億程度まで伸ばしました。オフィス移転も採用活動も自分が主体となって体感しました。これが自分の中で一番最初のWEB成功体験です。ここで学んだことは先程とは反対に「儲からない会社(事業)は悪」だということです。WEBを使ってBtoBにしては単価の低い商材を売っていました。取引先は累計数千社を超えます。そうすると、取引先の中で倒産する会社も数か月に1社程度でてきます。倒産した会社の従業員は悲惨で、私からの売掛金督促にも平謝りしなければいけません。督促する方も嫌です。たかが数万円のケースなどは尚更嫌です。最終的には電話もつながらなくなったケースも多数あります。

会社の売掛金だけではなくて、個人的に貸していたお金も併せてトンズラされたこともあります。これは私が悪いのですが(笑 最終的には儲かってない会社が悪いという考えに至りました。市場の期待に応えられていないから、資金繰りに行き詰まるし倒産する。それが、社長の能力不足にあるのか、または環境が悪いのかは関係ありません。

この二つの体験から、ビジネス倫理に反しないこと、またキッチリ儲ける事業であることのバランスを重視しています。